地球に優しく生きたい女子の思うこと。

2023年3月に退職し、イギリス生活中。YMSギリホリです。

温暖化を引き止めるためにビジネスを変える! (Climate Reality に参加して)

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Climate Realityに参加して、たくさんの情報が入ってきた。知らないことが多すぎたのが第一印象で、少しずつ、お伝えしていきたいと思います。

 

まず、「地球環境を守ること」「人間のビジネスを進めること」

この2つのバランスをうまく取っていくことが気候危機へ立ち向かうための最大の課題であります。

 

 

温暖化を引き起こしたのはビジネスだ。

資本主義社会の中で、たくさん働き、大量にものを生産し、大量に売ることで経済は発展してきた。

 

服は良い例で、毎年流行が変わり、いまはファストファッションなんてものもある。かなり使い捨ての文化が根付いているのではなかろうか。私の親の代は服が高価だったからあまり買えはしなかったけど、でも物がいいので今でも大切に取ってあって子供がもらって着ている、なんて事もある。

いまは割とデザイン重視で価格は低く品質はそこそこなものも多いように感じる。私が親になった時に子供に渡せるような服は数着しか残っていなそうだ。

 

さて、世界で排出しているCO2全量の8%がアパレルだそうだ。

みんながお気に入りの服を長く何年にも渡って着るようになれば、かなりのCO2量は削減できるんじゃないかな。

かくいう私は最近服を買っていません。お気に入りの服を着回すので、会うたび同じ服を着ていることもあります。でも自分に似合う選び抜いた服なのでそれでいっかなと思ってます☆ コーディネートを考える時間も減るし、時間も節約できますよ。

 

 

だから、ビジネスを変える必要がある

国が法律で規制する、消費者が選択する、金融が融資先を選ぶ。いろんな方法が考えられます。

 

 

国家のはたらき

これは影響力があり、大切な事だが、短期的なスパンで見ると期待できない。一刻も早く対策が必要な今、国が動くには時間がかかりすぎる。

ゆくゆくはペットボトルやトレーなど、ゴミが出るものを商品として販売する際には処理費用も含めて販売するように仕組み化する事がよさそうだ。

これはとても大切な事で、現にドイツではペットボトルのリサイクルにデポジット制を導入している。ペットボトルの代金にあらかじめ容器の代金をプラスしておき、店頭などでリサイクルに出すとお金が戻ってくるというもの。これでリサイクル率は飛躍的に上がるだろう。日本も早くやればいいのに、と思うけど、なんでかな。

 

 

わたしたち消費者の関わり

わたし達個人が日頃の消費活動をおこなう中でビジネススタイルが変わるように働きかけることもできる。身近なところで買い物のことは別の記事にした。 

 

millmixer.hatenablog.com

 

他には、電力会社を選ぶということもある。クリーンな発電方法をつかっている会社から電気を購入することも1つの意思表示になる。

 

 

日本の石炭火力発電について

今の日本は石炭火力発電をまだ建設している。50基の建設計画があり、今現在15基建設中だ。内、13件は住民の反対などによりキャンセルとなったそうだ。

世界的に脱炭素を目指しているから、石炭を使っている時点でナンセンス。石炭はCO2を多くキャッチしている。また、石炭は限りある資源のため将来世代に残しておきたい。

 

では、なぜ日本は石炭火力発電を建設しようとするのか。これほどclean energyが叫ばれているというのに。

理由は簡単。そこで働いている人がいるからだ。既得権と言うらしい。この人たちにはもちろん家族もいる。その人たちを守るため。きっと彼らの力も強いのだろう。だけど、地球が壊れてしまったら人類が生活すらしていけないことを思い出して欲しい・・・。

 

また、石炭火力発電を推進するにあたって国の見解は、石炭火力発電の能力が向上している事を挙げている。CO2の排出量が減っているそうだ。

1kW/hの電気を発電する際のCO2排気量が、800g → 700g に技術革新したそうだ。一方、太陽光発電では、300gだ。もう言葉もない。

 

 

わたし達にできること

住民の抗議により、石炭火力発電所の建設がキャンセルになった地域もある。社会で何が起きているのか知り、意思表示をすることが大切だ。不思議なことにニュースには流れてこないけどひっそり進んでいることが結構あるみたいだ。


私が最近驚いたのは、放射性廃棄物の処理についてである、8000μSv以下の汚染土であれば公共工事の基盤として使える法案が通ったとのこと。基準値が大幅に上げられ、しかも公共工事に使ってよいということは、私たちの生活範囲に直結してくる。その場所に行けば私たちは放射線を浴びることになる。怖すぎるし、しかも、ゆるゆるな基準だから海外の放射線廃棄物が集まってくることも考えられるみたい。普通に怖すぎだし、どこを目指しているのか不明だけど、これが決まってしまったことは事実。

知ろうとすること、それが私たち国民に必要なこと。もう無関心ではいられない。

 

 

金融機関の動向

金融機関は企業に資金を融資して、経済活動を推進させている側面があります。

今ESD投資が浸透しつつあり、融資先を選ぶにあたり、環境に優しいかどうかも考慮に入れるのだという。表面的に環境に良いと謳っていてもそれはバレるし、融資を受けられないとなると事業の幅も狭まってくる。となると、企業は環境に良い事業を進めざるを得なくなってくる。これは非常に良い傾向なので、どんどん進んでいくことを願います。

個人レベルでも株式投資やNISAをするような人は環境への側面も考慮して投資先を決めて行けたらより環境に優しい社会が進んでいくように思います。

 

 

GAPにビジネスチャンスがある!

理想と現実のGAPを埋めていくこと、今問題を抱えていることを解決していくことこそが新しいビジネスチャンスに繋がる。これはいつの時代もきっと同じ!


環境に社会にとって良いことは今後ますます求められる。金融界のESD投資も後押ししている。

今できていないことを悲観するのではなく、どうしたらその課題が解決できるか、その方策を探り、マネタイズできたら未来が明るい。



温暖化を引き止めるためにビジネスを変えるべし!