10月2日、3日と、The Climate Reality Leadership Corps Training に参加してました。
The Climate Reality Project の創設者兼会長である元米国副大統領Al Goa氏の開催するトレーニングで、参加するとClimate Reality Leadership Community のメンバーになれるというもの。
今回は初の日本開催で、しかも日英同時通訳ということでイベントの情報を聞いて速攻申し込みをしました。
行ってみてビックリ!
Crimate Crisis(気候危機)に対してActionしていこうという、意欲ある仲間が総勢800名集まりました。
下は18歳、上は82才、平均年齢は38才という幅広い人が集まりました。男女比は男性49%女性が51%とほぼ同じ。環境問題は女性の方が取り組まれるのが多いようです。登壇者も女性が多いような印象を受けました。
今回参加してみての率直な感想は”知らないことが多すぎる!!!”
Climate Crisis に取り組もうとして動いている私ですら知らないことばかりなので、興味のない人は全く知らないんだろうなと思いました。
私はテレビをめっきり見ません。情報源は新聞とWeb。新聞は門戸を広げるため、Webは知りたいことを調べるため。あとは、そのとき興味のある本を読みます。
今はAIがお利口になって興味のある情報しか流れてこない世の中になりました。
調べれば沢山の情報を手に入れることができるのだけど、調べなければ出会えないのがWebの欠点かなとおもいます。しかも情報は溢れかえっていて、どれを信じたらいいかわからない。。。
そんな今、私は”伝える”ということの重要性を感じました。
それは押し付けであってはならないのですが、正しい情報を伝えること、それを信じたもらうために信頼を築くこと。それが必要だと思います。
①いまの事実
②これから考えられる未来
③その上で実行できる対策
今回は学んだことをこの3点に絞ってお伝えします。
①いまの事実
最近では、大型台風や局所的な豪雨、異常な猛暑日があったりと、現に生活をしている中で”異常な気象”を体感できることと思います。
日本でも、
・2019年9月 台風15号により、千葉県を中心に送電塔2本転倒により93万戸が停電、水道断水、1万3500戸が家屋倒壊、甚大な被害を受ける
・2019年5月 北海道で40度越えの最高気温を記録
・2018年7月 「平成30年7月豪雨」この豪雨により、西日本を中心に多くの地域で河川の反乱や浸水害、土砂災害が発生し、死者数が200人を超える甚大な災害となった
海外に目を向ければ、
・アマゾンの熱帯雨林で3週間以上も火災が続く
・北極の氷河が溶け出している
これは確実に温暖化の影響であり、その温暖化は私たちが炭素を排出することによって進行しています。素晴らしいscientist達がたくさん研究して導き出した結果なので間違いないと私はおもいます。
② これから考えられる未来
人類が引き起こしたことへの、結果がいま直に跳ね返ってきています。それは自分たちをも苦しめようとしています。では、この先、猛暑がますますひどくなっていったらどうでしょうか?
環境省が2100年の天気予報という動画を作っています。
こんな世界であなたは生きていけますか? クーラーを付ければOKでしょうか?
休日は何をして遊ぶのでしょうか? 毎日家にこもるのでしょうか?
地球の未来を、私たちの子供達の未来を、考えるならば、
今本当に社会を見直すときがきています。
わたしたちは資本主義の社会で、労働をたくさんして大量生産し、大量消費をして経済を回してきました。
これからSustainability(持続可能な)社会を作っていくためには、大きく方向転換する必要があります。
けれど、人間は自分の利益ばかり考えてしまう生き物のようです。会社も国家も個人も。。。
Al Goa氏が「森や地球環境にはprice tag が付いてない」と言っていました。家族や友達と過ごす時間にもprice tagは付いていません。
"値段がない=価値がない"は違いますね。むしろ値段がないものの方が価値があるようにすら感じます。
値段がないものに価値を感じることができること、それを大切にできること、それが環境を守ることに繋がると思います。そして、happyに心豊かに生きるコツでしょう。
いま、shareing economyという考え方が進んでいて、「モノを共有する」という文化が広まりつつあります。これは、互いに助け合うことでもあると思います。
地球にも、人にも優しい、世界になって行って欲しいです。
ところで、SDGsというワードを聞いたことはありますか?
2015年に国連で採択され、持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成されています。地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。
これを見てわかる通り、世界レベルで解決していかなければならない問題が多くあってそれは密接に関わっています。
多面的に課題を解決して行ってみんなで幸せな世界になるよう、世界中の国がこれに合意し、今歩み始めています。世界の向きは明るいです。
③その上で実行できる対策
まずは、毎日の生活からできる小さなことです。
・無駄にモノを買わない、レジ袋や過剰包装を断る、マイボトルを持参する
・エコなTransferを使う。電車、自転車、カーシェアリング
・地産地消のものを買う(輸出するのにたくさんのエネルギーが使われます)
・環境に配慮した商品を買う、それも私たちの企業へ対する意思表示になる
私も毎日意識して行動しています。
環境にいいことって、お財布にも優しいし、結果自分の心にも優しかったりすることあります。
「レジ袋要りません」と言うと「ありがとうございます」なんてお礼を言われることも多いです。気分もいいし、レジ袋代2円引きだったりするので、得しかないと思います^^
また、時には見えない物事の裏の部分も意識することが必要かもしれません。
いくら環境に悪くても、買う人がいれば企業はその商品を作り続けます。なぜって簡単、儲かるから。じゃあ、消費者が環境にいいものしか買わなくなったら?そういう会社も商品開発をして配慮せざるを得なくなります。売りたいからね。
毎日の小さな行動も意思表示になります。
以下にも取り組みやすい例が載っています。参考にしてみてくださいね。
いまの世界は、いろんな事が密接に関わっていて、一方にいいことは他方にとって悪いことだってあります。だからこそ、やはり何がいいことなのか?根拠を含めて理解しておくことが大事なんだと思います。
とてもとても濃い、ためになる2日間でした。
— みる 🌱 旅するエコアクター (@akmoon8) October 3, 2019
climate crisisに立ち向かおうという意思をもつ方が800名も集まっていたこと、改めてすごい空間だったな。
伝えることの重要性を感じたので、これから発信していく所存です😊😊#LeadOnClimate pic.twitter.com/taLIHRAx4O
周りの人に押し付ける気は全くありません。
だけど、現状を少しでも知ってほしいと思って書いてみました。
今世界では大きく動いていて、特に先進国では率先して環境に対して活動しているところが多いです。
その点、日本はかなり、ぬるま湯に浸かっているというか、楽観的な考え方が多い気がします。意識が低い。
少しずつ意識して行動する人が増えて行くことを願います。