大自然に触れ、たくさんの人に出会い、晴れ渡る心で帰ってきましたみるです。
こんにちは!
わたしは6月22日・23日に、公益財団法人 尾瀬保護財団の尾瀬ボランティアの研修に参加してきました。
今回参加して率直に感じたことを書いていきたいと思います。
ボランティア登録してみたいけど、実際どうなんだろう・・・
という方の参考になれば幸いです◎
※ボランティア研修を受けただけでまだ活動には参加しておりません
まず始めに、結論をば。
少しでも興味があるならば研修に参加したらいいと思います!(断言)
なぜならば、研修だけでも面白かったからです。
尾瀬の山小屋に泊まっての研修だったので自然とたくさん触れあえましたし(1泊2日で堪能できました。)
参加者は理由は違えど尾瀬が好きな人の集まりだったので(お一人での参加多かったです)人との出会いも面白いものでした。
ボランティアへの参加の方法とか頻度など具体的な方法は、色々説明受けた上で考えればいいと思います。
このページにたどり着いたということは、なんかしら興味があって検索して読んでいるのではないでしょうか。
尾瀬保護財団のHP(http:// https://www.oze-fnd.or.jp/oze/vol/)
を確認した上で、参加費+諸経費を出しても価値があると思えるならば参加してみたらいいと思います。
私にとっては、支払った以上に価値のある経験となりました。
自信を持ってオススメします。
\奇跡的にこんな絶景にも出会えましたよ/
さて、ここから少しご説明を。
尾瀬ボランティアとは??
・入山啓発活動
・巡回美化活動
・外来植物撤去作業
・大江湿原シカ策設置・撤去作業
ほかにも様々な活動をボランティアとして手伝うことができます。
ボランティアなので交通費もろもろ全て自費になります。
(活動日の保険だけ財団でかけてくれるみたいです。)
この研修に参加すると、尾瀬保護財団のボランティアに登録できます。
研修は年に1度6月頃に開催しているようです。
尾瀬ボランティアとして活動できるメリットは
①貴重な体験ができること
②尾瀬好きの仲間と出会えること
だと感じました。
①貴重な体験ができること
個人で尾瀬のために何かをするというのはなかなか難しいと思います。
(見つけたゴミは拾うことはできますね。やりましょう!)
外来種撤去やシカ柵は絶対個人ではできませんね?
尾瀬は国立公園に指定されているので採取が禁止されていますし、
木道以外の部分に立ち入ってはいけません。
貴重な体験であり、かつ確実に尾瀬のためになることをできて、
経験値は上がるし、社会的な承認欲求的なものも満たされるのではないでしょうか。
②尾瀬好きの仲間に会えること
これが実は一番の醍醐味かもしれません。
私もたった2日間の研修でしたが、大いに実感してきました。
そもそも”尾瀬にボランティアに行く”という共通点がありますし、尾瀬が好き、自然が好き、環境保護に貢献したい、そんな人たちと語りたいことたくさんありません??
中には、尾瀬には初めてでこれを期に来るようにしたいなと仰っている方も。
(班別の活動やちょっとした懇親会もあり、親睦を深めやすい形式だったと思います)
一緒に歩いて案内してくれたり、学生さんで尾瀬に就職が決まっていたり、無駄にいじってくる人とか。笑
そして、知識量が豊富でも人によってジャンルは違ったりするので、どんな人と話しても発見がありました。
初めましてで、これほど幅広い人とお話をする機会は中々ないので、とても勉強になりました。
ようやくですが、ボランティア研修の内容を振り返っていきたいと思います!
どこでやるの??
山の鼻ビジターセンターを拠点に行われました。
山の鼻は、鳩待峠から1時間くらい歩いた所にあります。
尾瀬へのアクセス等々については、また別ページにまとめたいと思います。
参加者は?
行くまでドキドキだったのですが、意外と若い人いてよかったです。
全参加者は28名、高校生4人、大学生3人、20代1人。
上は、40・50代が10人、60歳以上が10人
という構成でした。(私の勘)
年齢関係なく交流できるとは思いますが、やはり年代が近いと心強いものですよね!
何をしたの??
主に講義と尾瀬の視察でした。
① 講義「鹿ってどんな動物?」
② 講義「尾瀬ボランティアについて」
③ 自然観察ガイディング研修
① 講義「鹿ってどんな動物?」
シカの専門家の方が説明してくれたのですが、まず”シカ専門家”という職業があることに驚きました。
落ち着いて考えればいるんでしょうね、でもお会いするのは初めてだったので、そんな職業があるんだなあとしみじみ思いを巡らせていました。
好きを追求した結果、今がある様子だったので素敵だなあと思いました。
さて、今尾瀬ではシカの食害が問題になっている様です。
食料を求めて湿原に出てきて貴重な花や草木を食べてしまうのです。
彼らも命がかかっているのでしょうがないんじゃ、、、と思っていましたが、シカの固体数自体が指数関数的に増えていて、それに伴い草木を消費する量も増えてるのが問題。
それは、今まで以上に広範囲に出没するようになったということ。
しかも、シカは大半の種類を食べるのですが、やはり美味しいものや好物を好んで食べるため、尾瀬の植生に偏りが生じてしまう。
なぜシカが増えるのかというと、捕食者がいないから。
昔は狼がシカを狙っていたそうですが、いまでは狼は全滅してしまいました。
自然とのバランスに対して増えすぎてしまわぬ様、狩猟して対策をとっている訳です。
ここからは私が考えていたことですが、
狼が絶滅したのは”狂犬病”と”人間が駆除”したことが原因と言われています。
人間の駆除も一因で狼は全滅
↓
シカが増えた
↓
植生に変化は困る!シカを狩猟しよう! ←イマココ
人間は自分勝手で、力を持ちすぎてしまった。
今回のシカ狩猟は増えすぎないように、ということだけど、また狼のような事態に繋がらないだろうか、不安は残る。
ただ、植生が偏ってしまっているのは事実なので、それを守る責任はあると思います。
柵を設置したりしてるそうですが、果たしてこれも生物多様性に支障はないのか、、、疑問は残ったなあ。
・・・脱線してしまいました。
面白かったのでたくさん書けますが、ここまでとします!
② 講義「尾瀬ボランティアについて」
研修のメインでしょう。ボランティアについて歴史から活動方法まで、長時間に渡ってご説明いただきました。
現在300名の方がボランティア登録されています。
たくさんのボランティアの方のおかげで、尾瀬の美しさが保たれているということを知りました。
新たな視点から見れるようになったのも大きな収穫です。
③ 自然観察ガイディング研修
私的に一番楽しかったのはこれかもしれません。
現役でボランティアでガイドをされているガイドさんと湿原に出て、解説付きでぐるりと歩きました。
私は今までガイドさんと一緒に歩いたりしたことなかったので、単純に面白かった。
実は朝日を見ようと4時に起きて同じコースを歩いたのですが、スルーしてしまった所でガイドさんは立ち止まって説明してくれたので、やっぱり詳しい人と行くのは面白いと思いました。
研修に限らず、尾瀬にお出かけされるときはガイドさんお願いするのをオススメします。
特に初心者の方はそっちの方が面白みもあるし、ペースを配慮して休憩入れてくれたりするので、安心感もあるかと思います。
(以前ガイドさんなしで水芭蕉を見に友人と言った時はひたすら歩く修行みたいになりました笑)
\これはヤチヤナギ/
ハーブのような香りのとてもいい植物でした。
やち=谷地(湿原)にできた柳の葉によくにた植物のため、ヤチヤナギとなったそうです。
このような感じで草名前だけでなく歴史や冗談を織り交ぜて説明してくださったので、知識がある方も楽しんでいましたよ。
実際の尾瀬ボランティア活動について
私は今回研修に参加したので7月頃にボランティアに正式に登録されるそうです。
ボランティア活動への参加の方法は2つ。
①尾瀬保護財団の指定した強化日に参加する
②個人で自主的にボランティア活動をおこなう
①尾瀬保護財団の指定した強化日に参加する
事前に公式にボランティア参加の意思表示
↓
参加者に詳細の内容が提示される
↓
当日現場で活動する
②個人で自主的にボランティア活動をおこなう
友人と尾瀬に行く時などに、個人でゴミを拾うことも正式なボランティアとなります。
ただ遊びに行くのではなく、環境に貢献できると楽しさもひとしおですよね!
今後、私はスケジュールを見て、まずは①の方に参加したいと思います。
あくまでボランティアですので自分のできる範囲でマイペースに活動していきたいと思います!
興味を持たれたら是非、公式HPを覗いて見てくださいね!
http:// https://www.oze-fnd.or.jp/oze/vol/
一緒にボランティア活動できたら嬉しいです!
\夕方の尾瀬湿原/
夕方は終バスに乗るために日帰りのお客さんがが帰流ので、この景色を独り占めでした。
贅沢な時間でした。大満足の2日間でした!